成田空港国際線、使用料を最大350円値上げ 9月購入分から
成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は25日、国際線のターミナルの使用にかかる料金を9月購入分から値上げすると発表した。電気代や空調代のほか、賃上げや増便に伴い人件費が上がっているためだという。
値上げするのは、空港ロビーの整備や手荷物カートの提供などに使う「旅客サービス施設使用料」と、手荷物検査などにあてる「旅客保安サービス料」で、航空運賃とは別に支払う。施設使用料の値上げは、消費増税を除くと1981年以来42年ぶり。
第1、第2ターミナルから出国する場合、大人はこれまでより350円高い3010円。2歳以上、12歳未満の子どもは190円増の1790円。乗り継ぎで利用する場合も、大人は190円、子どもは110円引き上げる。
格安航空会社(LCC)の一部が就航する第3ターミナルも同額を引き上げ、大人の出国は1570円から1920円になる。国内線の使用料は据え置いた。値上げにより、今年度(2024年3月期)は17億円の増収を見込む。
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