来年4月から入場料徴収 観光公害対策で試験導入―伊ベネチア
【ミラノ(伊)ロイター時事】イタリア北部ベネチア市当局は23日、オーバーツーリズム(観光公害)対策として試験的に導入する観光客からの「入場料」徴収について、来年4月から実施すると発表した。ブルグナロ市長は「世界初」の試みと説明。「効果を調べたい」と話している。
徴収が行われるのは来年4月25日~7月中旬、主に週末の計29日間で、午前8時半~午後4時の訪問が対象となる。観光客はオンラインで予約し、入場料5ユーロ(約815円)を支払ってQRコードを入手。市内に設けられたチェックポイントでQRコードを確認後、歴史地区に立ち入ることができる仕組みだ。
違反すると50~310ユーロ(約8150~5万600円)の罰金が科される。14歳未満も予約が必要だが入場は無料。市民やベネチア出身者、市内で働く人などは対象外となる。
- 2023年11月24日
- 出典:時事ドットコム
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